4. ネットワーク (Network)
ID #1059
4.10 他の通信機器による通信障害
ネットワーク通信は他のコンピュータ機器とのデータ通信であるため、
他の通信機器の障害によって起こる通信障害も考えられます。
以下に他機器によるEthernet通信障害の例を挙げます。
- ケーブルの配線ミス
- ケーブルのカテゴリ選択ミス
- ケーブルの配線仕様選定ミス
- 同一のブロードキャストセグメントに多くの機器が存在
- ハブまたはルータの故障
- 同一ブロードキャストセグメントに大量のデータ送信を行う機器の存在
- ハブまたはルータのネットワーク設定ミス
- ハブの通信ポート接続ミス
ケーブルはユーザ自身がケーブルとケーブルコネクタを用意すれば任意の長さのケーブルを 作成することができますが、ケーブル配線とコネクタが完全に接合していることを確認する必要があります。
ケーブルのカテゴリのカテゴリを誤ると電気特性不良により送信エラーが多発し、Ethernetカードの動作遅延
ケーブルの内部配線仕様(クロス/ストレート)を誤り通信不能
各機器が送信権を主張しあった結果、ジャム信号がブロードキャストセグメント上に多発し通信遅延
ハブまたはルータの全体故障または接続ポート故障により、送受信不能
他のコンピュータが通信帯域の大半を占有し通信遅延
接続ポートを不使用に設定していたため、送受信不能
機器をカスケード接続ポートに接続したため、送受信不能
など
他にも様々なネットワーク環境の障害なども多数原因はありますが、 PC-Doctorではハードウェア障害診断ソフトウェアであるため、 EthernetおよびIPレベルの障害にのみ診断を行います。