3. CPU
ID #1047
3.5 先天的障害
RISCプロセッサと比べ複雑になりすぎた命令体系のため、
命令実行に異常をきたす設計不良が発見される場合が多々あります。
しかしPentium Pro以降のP6マイクロアーキテクチャ以降のCPUでは、
エラッタと呼ばれる修正用マイクロコードをBIOSによってPC/AT起動時に書き換えることで
修正することが可能です。
BIOSはシステムボード製造メーカより最新版の更新用バイナリを供給されているので、
実動作が不安定な場合や、検査ソフトウェアによるCPUテストで異常が発見された場合は、
システムボードのBIOSを最新版に更新することで改善される場合があります。
またCPUはコンピュータの中心的存在であるため、製造品質が良い上に品質管理が大変に厳しく、
さらにCPU供給メーカが少ないため他の装置ような価格競争もないので、
製造不良に関する障害は殆ど確認できません。